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着工前
作業開始前の状況です。
蓋からバルブセットまで、広範囲にサビが見られます。
バルブセット撤去
チャッキ弁とスリースバルブを撤去します。
井戸蓋曲管にワイヤーを掛け、引き抜いていきます。
既設揚水管撤去状況
ユニック車で揚水管を吊り上げながら、下部を万力で固定し落下しないようにします。
吊り上げられているパイプを、パイプレンチを使用してネジを外していきます。
900(９０センチ)のパイプレンチを使用しても３人がかりです。
既設揚水管内部状況
撤去した揚水管の内部の状況です。
丁度継手(ソケット)の部分ですが、サビが隆起しているのがわかります。
緊急事態
揚水管引抜時に一緒に上がってくるはずのケーブルが上がらなくなり、
途中でずり落ちていくようになりました、ケーブルを地上の頑丈なものに固定してこれ以上ずり落ちないようにしながら、管だけを撤去した状態です。
このケーブルの先に既設の水中ポンプがぶら下がっている状態です。
水が出なくなるのも納得の状況です。
ケーブルを利用して何とか既設の水中ポンプを撤去することが出来ました。
腐食状況
本来なら水中ポンプに接続されていた管末の状況です。
ネジ山が残っていますが、ほとんどが腐食して無くなっています。
原因として考えられるのは電蝕です。
エアリフト～開始
コンプレッサーを使用した井内清掃(エアリフト)の状況です。
ホースは運転水位より少し下のあたりまで挿入しています。
汚れた水が排出されています。
エアリフト～終盤
しばらくエアリフトを行い、吹き上がる水の色が正常になったところでエアリフト完了です。
所要時間は様々ですが、今回は３０分少々で完了しました。
新規水中ポンプ
新しく設置する水中ポンプです。
水中電極
これは工場関係のお客様の井戸では結構使用するのですが、
水に触れているかどうかでポンプの動作を制御できる水中電極というものです。
今回は揚水中にこの電極の位置まで井戸の水位が下がるとポンプの運転を止めるというシステムで使用しています。
設置後の動作確認
配管を接続する前に、仮に運転ししっかりと揚水されることを確認しています。
エアリフトで取り切れていない汚れもこれで吐き出せます。
ちなみに写真を撮っていないですが、制御盤も更新し、結線も完了しています。
完了
新品のチャッキ弁とスリース弁を取り付けて、完了です。
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