お久しぶりです、工事課の北島です(=゚ω゚)ノ
今回は滞っていた、弊社の業務紹介に戻ります(笑)
ちょっと時間ができました(`・ω・´)
という事で、今回は井戸設備についてご紹介します♪
弊社の井戸設備業務は、井戸を掘るところからスタートします。
現在は他業務との兼ね合いにより鑿井工事(井戸掘り)自体は協力業者さんにお願いすることが多くなっていますが、
井戸設備の保守管理や修繕、交換は自社で行っております(-ω-)/
そもそも井戸とはなんなのか・・・
遠い昔、人々は水を得るために川に沿って生活を築いてきました。
あるいは海だったかもしれません。
水は生活に必要なものであることは今も昔も一緒ですね
川沿いに発展した文明や集落、でも川のあるところは限られています。
内陸であればあるほど、水を得るためには河川や海へ桶などを持って出かけなければなりません。
その距離は歩いて1時間かもしれませんし、1日かかるかもしれません。
そこで人々は生活の為に地面を掘って地下水をくみ上げる技術を習得したのです。
地下には水が流れている、
じゃぁどの深さに水があるの?
それは掘ってみないとわかりません、地面の中には地層があり、水を持っている層は何層かあります。
水のある層まで掘ると、やがてその穴に水が溜まってきます、
これが井戸の始まりです。
というわけで、井戸は地下水を生活の為に、または仕事の為に汲み上げて使用する設備です(。-`ω-)
では、井戸設備に関して、保守管理編、修繕編の2本の実例をあげて大変なことややりがいのある事をご紹介します。
保守管理編
某企業の事務所にある薬注滅菌機と砂ろ過機の保守管理のご依頼を受けました。
今まで違う業者さんで管理を行っていたのですが、なにやらトラブル続きだったという事で、日頃お付き合いのある業者さんから紹介を受けて弊社で対応させていただくこととなりました。
まず、その事務所に設置されている井戸設備一式のシステムを理解することから始まります。
井戸~ポンプでくみ上げ~薬注~砂ろ過機~受水槽~加圧給水ポンプ~事務所
という流れで供給されています。
薬注滅菌機は塩素を使用、水の消毒はもちろんですが、ここでは水質が鉄分を多く含んでいるため、塩素で水中に飽和した鉄分を凝集させ砂ろ過機で濾過することにも利用してます。
とここで、問題発生・・・
砂ろ過機の濾材(中身)が活性炭(;''∀'')
通常は珪砂という濾材を使用するのですが、何故か活性炭が充填されています。
活性炭は、砂もろ過出来ることは出来るでしょうけど、せっかく注入した塩素の消毒効果も打ち消してしまいます。
※ちなみに水道水(市水)も塩素は含まれています。
活性炭は蛇口の直前に活性炭フィルター等をつけるのであれば問題はないのですが、こちらのお客様は活性炭で粒状になった鉄分と共に塩素までろ過した水を受水槽にためて使用・・・
受水槽の中は、白く濁った水が溜まっていました(ノД`)・゜・。
そう、殺菌成分まで失っているので、水は濁るし腐りますね
急遽珪砂を手配して濾材の交換、そして塩素の注入量も曖昧だったので、
DPD検査キット(水中に含まれる塩素濃度を測定する薬品)を使い、適正範囲に塩素が注入されるように設定!
受水槽も清掃を行い、適切に処理されたきれいな井戸水が溜まるようになりました(^^♪
最初に問題を発見し、早急に対応!そして現在は月に1度、塩素の充填と濃度の測定を実施しながら、継続してきれいな井戸水を使用できる状態を維持しています♪
知識や経験が無いと保守管理は少し難しいところがありますが、
そんなものはやっていけば自然と身についていくものです(。-`ω-)
僕もそうでした、最初は親方たちについていって、何をしてるのか、何故そんな作業ををしているのか、何のためにやっているのか・・・見て聞いて知識をつけ、多くの現場に出向いて様々なタイプの井戸設備と触れ合ってきて、今があります!
なにより、身に着けた知識と経験値で、お客様に衛生的な井戸水環境を提供できるようになると「The専門職」って感じです(´っ・ω・)っ
修繕編
農家のお客様からの御依頼、米作りに使用している井戸設備で水が出ないとのこと。
この場合はまだブログでは紹介していませんが、ヒューガルポンプというタイプのポンプを使用している設備です。
ポンプ部分とモーター部分が独立していて、モーターの回転をVベルトというバンドを通してポンプに伝える仕組みです。
水圧より水量を必要とする水田では多く見られます。
さて、現場に到着して設備の状態を調査します。
まずベルトの状況はどうか、ブレーカー(電気のスイッチですね)がONになっているか、異音や異臭(モーター関係)はないか、
大丈夫そうと判断。
ではなにが問題なのか、、、
結果から言うと、ここの現場では電気のメインの線が損傷していることが原因でした。。。
え?なんでわかったのかって??
それは、テスターという道具で、ブレーカーを再度調べたのです(-ω-)/
電気屋さんに連絡すれば済むことかもしれませんが、原因を突き止めることも我々の仕事です。
ちなみに、ヒューガルのモーターは3相(そう)200ボルトの電気で動きます。
とまぁこれ以上はかなり難しい内容になるので割愛しますね(;''∀'')
何が言いたいかって、弊社では多少なり電気の知識も必要になってくるのです!
まじかよ!!っておもいますよね?でも僕たちが扱う井戸ポンプはすべて電気が供給されて初めて動きます!
衛生設備にも言えることですが・・・
機器や器具に異常が見られないからわかりませんは通用しないのです(;´・ω・)
大変だぁ
でも、どうやって電気のことまで勉強するの?って話
ここで出てくるのが
召喚!協力業者、タイプ電気!!
ってなわけで
弊社に協力してくださっている電気工事業者さんに聞けばいいんです!!
そして、修繕の際には立ち会って、内容を見て自分の知識とすればいいんです!!
ちなみに、電気設備には電気設備の専門的な資格がありますので、資格を要する作業は我々ではやりません、電気設備の協力業者さんにすべてお願いします。
と、今回は井戸設備のお話でしたが、井戸設備はあまりにも特殊な専門的業務なので、
ここで紹介するにはちょっと難しかったかもです・・・
一番早いのは現場で身に着ける実践的技術力、井戸はこれに限るかもしれません( ;∀;)
ですが、今回は紹介なので、こんな業務もあるんだぁ~でいいです(^^♪
さて、久々に長文書いたところで、図面の業務に戻ります!(笑)
お疲れ様でした~(=゚ω゚)ノ